「北方領土を考えよう。
中学生作文・弁論コンクールの入賞者の表彰式」
がありました。
私は推進委員というお役目を頂いております
ので参加させて頂きました。
これは北方領土問題について中学生の皆さんに
色んな考えを文章にしていただいたものです。
県内から311作品が寄せられ、入賞者は
14名でした。
今日は皆さんに作品の発表をして頂きました。
皆さん、大変よく勉強・調査をされていました。
北方4島は終戦後、ロシアに不法占拠されたまま、
現在に至っています。
現在16000人余りの方々が
居住しています。
生徒さんの作文の発表で多く語られていたのは
「故郷」でした。
我々、県民協議会をはじめ、全国的にひたすらに
「島、返せ!」と活動していますが、生徒さんの
視点は少々変わっていました。
島で生まれ育った日本人はロシアに追い出された
訳で、その方々は「故郷」に帰りたくても帰れない
でいるのです。そして、故郷に帰れることなく終命される
方もいらっしゃいます。
生徒さん達はロシアの住人にも目を向けていました。
60余年の間に島で生まれたロシア人もいるわけで、
その方々にとっても、島は「故郷」なんです。
一方的に彼らの「故郷」を奪う権利は誰にもなく
そこで生まれた子どもには何の罪もない。
だから、一方的に「返せ!」と叫ぶばかりでは
解決には至らない。
相手の気持ちもよく汲んであげて、平和的解決
を望むというものです。
日本とロシアでどのような会話がされているか
詳細は分かりませんが、「人」対「人」なのですから
互いの気持ちを尊重してよい結果がでるといいですね。
日本とロシアが互いに共有できる島であっても・・
という意見もありましたね。
次代を担う子ども達がどのように考えて
成長するのか、楽しみです。
新しい解決方法を発見するのは彼(彼女)達
かも知れません。
さて、私はどこでしょう??