到津八幡神社 禰宜の部屋へようこそ!
季節が感じられるページ作りを目指します。

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2010年7月18日日曜日

平松の神輿

7月17日(土)氏子町内の
平松からお神輿の渡御(とぎょ)
がございました。
当社の神輿より、ひとまわり大きい
ようです。
今年、町内のみなさんの長年の夢
が叶い、市の無形文化財に指定を
受けました。

神輿のお祓い。参加者は約150名。
内、大学生が50名。

祝詞奏上後、お神楽奏楽。
玉串拝礼の後、いよいよ
遷御(せんぎょ)。

この儀、御霊代(みたましろ)を作り
神社で御霊をお遷しします。
それを、注連縄を掛けた木箱に納めて
自動車でここまで運んできます。
神様と一緒のドライブは緊張します。

6人で神輿を白布で覆います。
今、私は神様と一緒に中に
入っています。
神輿の扉を開けて、中に御霊を
納めているところです。
神職以外、誰もこの中を見ることは
出来ないのです。

那須与一の件を口説きながら神輿が
スタートします。
小倉城の祇園競演会会場にて
祇園の山車の先頭に立ち、先導
します。

午後5時30分平松に帰ってきました。

すぐに、還御(かんぎょ)。~神様を
お神輿からお出しする神事。
皆さん、とても疲れた様子。

到津八幡神社でもそうですが、皆さん
共通して仰ることは、「神職が御霊を
入れると、グッと重くなる。」です。
この後の直会でも「神主さん、なんで重く
なるんですか?太った神様入れとるん
ですか・・・・・?」・・・・・・喝っ!・・・・・・。
がっはっはっあ~~!
話は尽きず、酒も尽きず・・・・・・
神社に帰ったのは22時30分くらいだった
かな?
汗を流し、速攻で寝床へ・・。
神輿の夢を見たのでありました・・・。

 
これは火炎宝珠。
とっても、珍しいそうです。

 
作りも見事です。

祭りで町が一つになる。
祭りって、色んな作用があるんです。
縦も横も人の心が繋がる。
素晴らしい!!!


祇園祭の御奉仕

今年、初めて祇園祭の神事を
御奉仕させて頂きました。
当社は祇園とは殆ど御縁が
無いのですが、町内から依頼
があり、「初体験」いたしました。

御幣をどのように作るのか、
また、神社では行わず、路上で
山車の前での御奉仕、どのように
行うべきか(祝詞を奏上するに当たって
神様をどのようにお招きするのか)
色々考えて、到津流で御奉仕
いたしました。
太鼓の打ち手の方々は皆「MYバチ」 
を持っているんですね。
みんなのバチを集めて、祭壇に乗せて
賑やかに、見事な太鼓が奉納できるよう
また、山車巡幸と町内の安全を祈願し、
お祓いさせて頂きました。

これは、山車側が小学生、右側が大人組。
まづ、子ども達が大人に「よろしくお願いします」
と大きな声でご挨拶。
大人組からは一緒に頑張りましょう!と激励。
こちらの町内では、「挨拶はしっかりしましょう!」
ということで、必ずこの行事を行うそうです。
とても素晴らしい事だと思いませんか?

「祭り」と言うのはただの神祭りだけでは
ないんです。
酒を飲んで騒ぐだけの輩もいるが、これは論外。

そこは教育の場でもあるんですね。
町のみんなが、町の子ども達を指導する。
日常の隣の雷オヤジが殆どいなくなった今、
祭りの場は、町のみんなが指導者。
素行から、町の「しきたり」なるものをここで
伝授する。
「こういう時には、こういう風に振舞え。」
先輩達の姿を見て、「自分もあのくらいの
年になったら、ああいうことをしなくてはならない」
ということを、自ら学ぶ。
「祭りの時は無礼講」とは言うが、その中にも
礼節があり、限度もある。

伝統行事の影が薄くなっていくと共に
人と人のつながり、人の和が薄れて
いってる様な気がする。

地域の伝統行事・祭り。
やめるのは簡単なこと。
みんなで守って行こうではありませんか!!

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