到津八幡神社 禰宜の部屋へようこそ!
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2010年9月3日金曜日

宗像大社 沖ノ島へ渡島

9月2日・3日福岡県神道青年会の禊錬成研修会
が開催されました。

禊とは一言で言えば、心身を清めるもの。
まづ、鎮魂(ちんこん)行事を行います。
石上神宮に伝わるもので「体の内」を清めるもの。
「ひー・ふー・みー・よー・いー・むー・なー・やー
こー・とー云々・・・」等、色々な唱え言葉があり
呼吸を整え、自らの魂を鎮めます。

宗像大社は交通安全で有名な所(ここを辺津宮=
ヘツミヤといいます)
写真(上)は辺津宮から渡船で20分、大島に鎮座する
中津宮。
ここで正式参拝。

ここは大島の波止場。↑

ここからさらに船で1時間沖へ行ったところが
神の島「沖ノ島」である。
ここに「沖津宮」が鎮座する。
この3社を合わせて「宗像大社」という。

この沖の島は国の史跡で、天然記念物。
通常は神職以外の人の出入りは出来ない。

















草1本、石ころ1つたりとも島から持ち出すことは
禁じられている。
宗像大社の神職が10日づつ交代で島にとどまり
神様のお世話をしています。
ガスや水道が通っていないので住み込みには
不便ですね。
電気はソーラーパネルで最小限度を確保。
神様に仕えるには必ず社務所前の海で禊を
しないといけない。
夏はいいが、冬は厳しいでしょうね。

私たちが禊をした浜辺。
入水しての禊は体の外を清めるもの。
概ね春夏には川などの真水、秋冬は海水で
禊行を行います。

禊を終えて、この鳥居から本殿へ上がります。
本殿は山の上の方にあるため、200段もあろうか
という階段を上ります。
運動不足の私にとって、試練の参拝路でした。
(きっと明日は筋肉痛・・・・・・・・)
しかし、上って本殿を見たときに感動を覚えましたね。
張りつめた、ピリピリとしたような「気」を感じます。
ここで正式参拝。















階段を下りる時には、気持ちがスッキリ、軽くな
ったような気がしました。
この長い階段の参拝路も一つの「行」(ぎょう)なのかなあ、
と思うのでありました。

最後に閉校式。前の建物が社務所です。


帰りの船で船長さんの計らいで島を1周して拝観
させて頂きました。

















宗像大社をはじめ、多くの皆様のお力添えを頂き
大変貴重な体験をさせて頂きました。
有難うございました。

心身共に清らかになりました禰宜でした。
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