火の神に感謝を捧げ、御霊を
鎮める神事です。
火は人の生活には欠かせないもの。
米を炊くにも、魚を焼くにも。
また、寒さを凌ぐ為、明かりを得る為等
その恩恵に与っています。
しかし、一旦荒振れば人の命を奪い
財産をも焼き尽くし、全てを失う怖い
ものでもあります。
年末のこの時期、空気が乾燥して
火災が起こりやすいものですから
氏子の皆さまに災いが無きよう
祈りを捧げた次第です。まづ、お祓い。
火きり具を以って、古式に倣い
種火を起こします。
種火から木くずに火を移し、炎を
起こします。
起きた炎を神前に捧げ、火の神
と到津八幡神社の神々に祝詞を
奏上します。祝詞奏上後、火に蓋をし、炎を
鎮めます。
家々に災いが無く、新年が
迎えられますように。
禰宜 拝