当社の秋祭りには、昔から大神輿が
出ています。
小倉北区の神社では唯一の大神輿です。
神輿の渡御中には「伊勢音頭」という歌を
口説きながら巡幸します。
この「伊勢音頭」、節回しがなかなか難しく
耳では覚えていても、いざ歌うとなると
そう簡単にはいきません。
この口説きは、テープレコーダーなど
機器の無い時代から氏子の皆さんにより
「口伝」で今日まで伝えられてきました。
今となっては、到津の伝統です。
近年、口説き手も少なくなってきましたので
後継者育成ということで、詩吟をたしなんでいる
方にお声掛けして、本日研修会が行われました。
2時間にわたっての講習会。
何とか行けそうです。
伝統は消すのは簡単です。
「やーめた」と言えばいいんですから。
続けるのは、とても難しい。
地域の皆さんの協力をもって
末永く継承していきたいものです。