ぼちぼち、春祭りの準備をしなければなりません。
一番手間がかかるのが、しめ縄つくり。
当社では、祭典前と年末に境内の鳥居や境内社
の注連縄を取り替えます。
佳節を迎えるにあたって、清々しく行事を行うためです。
毎回12本ほど作ります。
ワラを水に浸して、木槌で打って、束ねます。
これは、しめ縄に垂れている「房」です。
最近は注連縄を綯う(なう)方が少なくなってきたようです。
綯うと、下のようになります。
そのままだと、引っ張ると「プツッ」と切れますが
こうして綯うと人がぶら下がれるほどの強度となります。
1本の注連縄に房を5~7本取り付けますから、
これを、80本ほど作らないといけません。
稲はとっても万能な植物で、米粒は当然食べられるし
米を撮った後はこうして縄やワラジなど様々なものに
利用できます。
燃やしてしまえば、火鉢の灰として利用でき
最後の最後まで有効に使えるんですね。
稲って、素晴らしい!!