到津八幡神社 禰宜の部屋へようこそ!
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2010年7月14日水曜日

さぬき その2

今日の雨はすごかったですね。
当社の社務所は一番古い部分で
築80年くらい。
大雨が降ると決まって「雨漏り」。
今日も業者を呼んで点検作業。
建物が大きく、古いとメンテナンスが
大変です。

さて、昨日の続き。
夕食はホテルから程近いところ。
お品書きが無かったので、名前は分かりません。
夏野菜を出し汁につけたもの?
冷たく、さっぱりしてて、夏らしい。

手前の丸いのは、多分「木苺」。
右のはコーンを掻き揚げにしたもの。
これは家庭でも出来るかな・
甘くて美味しかった。

白身魚のお吸い物。
左のは冬瓜かな。

続いて、お刺身。

これは、うなぎのセイロ。一口サイズ。
四国は川あり、海あり。魚系はうまい。
・・・この3倍は欲しかったな。

これは、この辺の名物「しょうゆ豆」。郷土料理。
昔、豆を煎っていたところ、たまたま横にあった
醤油つぼに豆が落ちてしまった。
何気なく食べてみたら、醤油がしみてて、やわらかく
美味しかった、そうな。これが誕生話。
お土産やさんにも必ず置いてますね。

これは、鮎を焼いたの。
緑のタレは「タデ」ベース。
「タデ」と言えば、「タデ食う虫もすきずき」とある。
蓼のように苦味のあるものでも、好んで食べる虫が
いるように、人の好みも様々である、と言う意味。
鮎の上にある葉が「蓼」である。
お店の方からは、食べないほうがイイと言われたが
そこは好奇心旺盛な私。ためしに、食べてみた。
・・・・・確かに苦い。ニガウリくらいであろうか。
かかっているタレは上手にアレンジしていた。
当たり前か・・・・・・・・・。

なんだったか、忘れた。
多分、魚を揚げたものだと思う。
この頃になると、ずいぶんと御神酒のご利益が
出てくる。

レンコン、ナス等あんかけ?
既に味が分からない・・・・・・・・・・・・・・・・・。


その理由は・・・
これだ~~①・・②・・③・・・
「べく杯」という。土佐の座興杯。遊びながら飲む杯。
土佐は酒が有名だからこのような杯が生まれたので
あろう。
上の小さいのは天狗・ひょっとこ・オカメの絵が描いてある
コマ。下の3つが杯。
コマを回して出た絵柄の杯で酒を飲む。
大きさが違う・・・つまり、入るお酒の量が違う。
まあ、ここまではいい。
オカメは小さい。当たりだ。
ひょっとこ」は小ハズレ。ひょっとこの口は穴が貫通
しているため、お酒が漏れない様に指で押さえて
飲まなくてはならないし、飲み干すまで杯を置けない。
天狗は大ハズレ。量は一番多い。鼻まで酒が入る。
おまけに、飲み干すまで杯を置くことが出来ない。
罰ゲームだ。


〆にはやっぱり「うどん」である。
バスガイドさんが「生醤油で食べるのも美味しい」
と言ってたので、仲居さんに「お醤油下さい」と
言ったら「うちのうどんはこの食べ方が一番美味しい
ので、つゆにつけてどうぞ」と諭された。
うどん王国。こだわりがあるのだ。
不躾で大変失礼をした。

最後はデザート。もう、腹いっぱい。
ご馳走様でした。

テーブルに水と杯が置いてある。
これは杯洗。
頂いた杯を相手に返す(返杯)時に杯を洗って
相手に渡すもの。なかなか見かけませんね。

うんちくを一つ。
良いお店では、お酒の銘柄が変わると、違う杯が
出てくる。究極のこだわりであろう。

帰りの際、別のお部屋を見せてもらった。
文化財に指定されているとの事。
少々贅沢をしたが、流石にホテルは格安の
ビジネスであった・・・・・。部屋にはバスタブは無く
1M四方のシャワーのみ。
まっ、酔っ払って寝るだけですから・・・・。
旅行というのは、どれに的を絞るか・・・・。
重要だと思いましたね。
つまり、何に投資するかである。

次の日のこと。また今度。
こうやって、旅を振り返るのも楽しいですよ。


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