平成23年3月11日、東日本大震災が
発生しました。
ふと、頭をよぎったのは、学生時代の同期が
宮城県にいたこと。
卒業以来、会うこともなく、年賀状のやり取り
だけでしたが、「確か住所は石巻だったような・・・」
不安がよぎりました。
年賀状を確認すると、やはり「石巻」。
暫くしてから、業界の新聞には被災された方の
名簿がずらり・・。
名前を探す・・。
同じ苗字があった時はドキッとする。
幸い、名前は掲載されなかった。
とりあえず、メールで安否を確認すると、返事が
返ってきた。
納車したばかりの車や仕事で使っていたPCがデータごと
流されたとか。
地震後、町の人たちの避難誘導をしていたら津波が
襲ってきた。
病院の建物の中を数十メートル流されたそう。
よく無事でいてくれたと安堵した。
最近、少し落ち着いたのか、社報が送られてきた。
そこには、すさまじい、レポートが記されていた。
読んだだけでもぞっとする。
彼もまた私と同様、若い。・・・・・・・・?
神職として、石巻の住人として、辛かろうが、このことを
次代に語り部となり伝えていってもらいたい。
結局何もしてあげられなかった。
せいぜい、義捐金を集めて送ったくらいか?
他に、何かできるであろうか?
とにかく、頑張っていただきたい。
これから、復興に向かっての道のりは
長くて険しいものになるかもしれない。
町の復興と皆さんの心の復興を願うものである。