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2010年9月6日月曜日

雅楽~篳篥

先日、神職の結婚式がありました。
若手?の仲間が集い、テープを使わない
「生楽」での御奉仕でした。

雅楽の楽器の主なものには
①「笙」(しょう) ②篳篥(ひちりき)
③龍笛(りゅうてき)
があります。

私は以前は「龍笛」をしていましたが
色々あって今は「篳篥」を扱っています。

私が思うに、この楽器、結構やっかいものなんです。
左側が吹き口。
音も一番大きく、主旋律を演奏します。
・・・・間違ったらすぐバレます・・・・・・・。

これが、篳篥の心臓部で「舌」(ぜつ)といいます。
芦の茎で作られたもので、自分にあったものを
自分流に薄く削らないと使い物になりません。
少しでも削りすぎたら・・・・・OUT!
たったこれだけで2000~3000円ほどしますので
削るにも緊張します。

吹く前には、熱いお茶につけて、少しやわらかくして
演奏に入ります。

この楽器の特徴は「塩梅」(えんばい)という奏法で
くわえた唇の強弱で押さえた指の上下1~2音階は
出せます。
曲の流れを滑らかにする効果がありますね。
ただ、きちんとした音をしっかり覚えて、口の
強弱でピンポイントで正しい音を出さなければ
いけないので、難しいですが、そこに面白みも
あるんです。

有名な奏者には東儀秀樹という方がいます。
雅楽を現代風にアレンジして演奏されています。

雅楽は約1300年の歴史があり、西洋のクラッシック
(17世紀くらい)よりはるかに古いものなんです。


ちなみに、これが篳篥の楽譜。
ド・レ・ミじゃないんですよ~~~。

まだまだ、練習不足ですが色んなところで演奏して
多くの皆様に親しんで頂きたいと思っております。

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