到津八幡神社 禰宜の部屋へようこそ!
季節が感じられるページ作りを目指します。

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2011年1月13日木曜日

仕分け!

日中、社務所にいると、多いときには
3分間隔で電話がなります。
問い合わせ内容は、殆どが
「どんど焼きはいつですか?」です。
毎年この時期はしょうがないですがね。

当社の古神札納め所は毎日、神職が
整理しています。
・・でないと、大変なことに。。
この時期は、私たち神職は
「仕分け人」となります。

どんど焼きの後片付けで、地域の方が
いつもご苦労されているので、少しでも
負担を減らすべく頑張っています。

①不燃物
②餅・みかん
③プラ

納め所前には畳1枚ほどの大きな
看板を立ててお知らせしています。


「花ほのか」さん、コメント有難うございます。

 
注連飾りは字のごとく、モトは注連縄。
注連縄は「ここから先は、清浄な場所」
であることを示す結界です。
お正月には、「歳神様」が訪れます。
神様に「この家は、清浄なところです」
とサインを送り、神様を迎え入れます。
付いているダイダイは、「家が代々
栄えますように」と祈念が込められて
います。
私はダイダイは、刺身を食べるときに
醤油に絞って頂きますが・・・。
こうすると、神様のお下がりを
いただけるわけですし、無駄にも
ならず、一石二鳥です・・・。
稲とは素晴らしいもので、「実」は
米として私達の主食となり、残った
ワラは注連縄やワラジなど様々な
ものに作り変えられ、余すことなく
使用できるのですから。

が、しかし、このみかん・ダイダイ、
燃え残るんです。
そこで、仕分け!



いま、とても多いのは、この餅の容器。
現代人が作ったプラスチックの容器。
これを神社のお守りを納める場所に
持ってくるのは如何なものか?
神社界共通の悩みです。
これは、資源ごみとして家庭で処理
いただきたい。
これに、伴いこの餅の入っていた
紙箱まで「捨てて」行く方も多い。






これは、餅が乗っていた、三方。
願わくば、これもお守りではないので
家庭で処分頂きたい。
神社が出したものでもありませんし。

一番困るのが、これ。
石や砂がたっぷり詰まった、門松。
私たちが、全て解体せねばなりません。
白い石は境内に撒く訳にもいかず。
少し、配慮いただければ助かります。
基本的にこれに関してはどこも
ボランティアでやっているものですからね。


















さて、16日のどんど焼きまで
この「仕分け」作業が毎日続きます。
お供えした餅は家族で食べて
くれませんかねえ・・
カビが生える前に。
中には、カレンダーや年賀状、書籍
数珠、大きなぬいぐるみ、仏具の
線香立て(灰入り)などなどバラエティー
に富んでいます。
神社はゴミ捨て場ではありませんから。



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